にわか読書好きによる本紹介

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個人的にオススメしたい、伊坂幸太郎作品5選

作品を出すたびに必ずと言って良いほど話題になる、今や日本を代表する作家さんの一人が、伊坂幸太郎さんです。

伊坂幸太郎さんの作品は、読書初心者の方でも読みやすく、読書好きなら必ず押さえておくべきものばかりです。

今回は、世間的に有名なものからというわけではなく、「個人的にオススメしたい」作品を5冊ご紹介致します。



超個性的な人物が集まった銀行強盗が巻き起こす、究極のエンターテインメント作品


嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった…はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ!奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス。

(「BOOK」データベースより)

銀行強盗という「悪者」を題材にしていますが、銀行強盗を実行するキャラクターの個性が非常に強い!
銀行強盗に出くわせた人々は、まるで寸劇を観せられているような感覚に陥り、なんとも憎めない集団です。
社会問題が各所に散りばめられていることも特徴で、読了後考えさせられる一冊です!

なお、陽気なギャングはシリーズ化されているため、こちらもぜひ読んでみてください!

理不尽な権力に対抗する姿は、まるで映画を観ているようなストーリー

衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ?何が起こっているんだ?俺はやっていない―。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。

(「BOOK」データベースより)

まるで一本の映画を観ているようなストーリー。とんでもない濡れ衣を着せられた青柳と、青柳を助けようとする人々、そして理不尽な権力に対抗しようとする姿に終始圧倒させられます!



映像化もされた、前半は群青、後半は怒涛&どんでん返しの至極の一冊


引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の美青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ち掛けてきた。彼の標的は―たった一冊の広辞苑。僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買いそうになった実績を持っているが、書店強盗は訪問販売とは訳が違う。しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、書店の裏口に立ってしまったのだ!四散した断片が描き出す物語の全体像は?注目の気鋭による清冽なミステリ。

(「BOOK」データベースより)

映像化もされた、伊坂幸太郎さんの代表作の一つ。前半は青春群像劇、衝撃の真実を知った後半はミステリー、ラストは衝撃のどんでん返しと、一冊で様々な楽しみ方が出来る作品です!



本当に深刻なことは、軽快に伝えるべき。重いテーマに関わらず軽快に読める一冊。

兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは――。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。


明るいテーマの作品の多い伊坂幸太郎さんですが、重いテーマもこんなに面白く描けるのは流石だと思う。重いテーマに関わらず、軽快な会話と独特なユーモアセンスですんなり読むことができ、トリックが散りばめられ、またメッセージ性が強く、考えさせる一冊です!



世にも珍しい、「乗り物視点」の小説


のんきな兄・良夫と聡明な弟・亨がドライブ中に乗せた女優が翌日急死!パパラッチ、いじめ、恐喝など一家は更なる謎に巻き込まれ…!?車同士がおしゃべりする唯一無二の世界で繰り広げられる、仲良し家族の冒険譚!愛すべきオフビート長編ミステリー。

(「BOOK」データベースより)

個人的に、伊坂幸太郎さんの作品の中でもトップクラスに好きな作品。自動車視点で話は進み、様々な事件に巻き込まれながら、最後は心が温まる内容となっています。自動車同士はこんな風に会話してるのかなぁ、と想像力が膨らむ一冊です!


以上が、今回ご紹介する5冊になります。

今回ご紹介していない作品にも、デビュー作である「オーデュボンの祈り」や、最近では「逆ソクラテス」など、名作ばかりなので、ぜひチェックしてみて下さい!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!