にわか読書好きによる本紹介

にわか読書好きによる本紹介です✧◝(⁰▿⁰)◜✧

にわか読書好きがすすめる、一度は読むべき小説②(随時更新)

とても偉そうなタイトルですが、私自身めちゃくちゃ本を読むわけではありません(でも、趣味は読書です。読書大好きです)。

そんな(にわか読書家である)私だからこそ、読書を趣味にするなら必ず読むべきメジャーな小説をご紹介出来ると思い、このブログを投稿しています!

ご紹介する本は随時更新していく予定なので、少しでも興味があればぜひご覧いただけると嬉しいです☺️!

なお、本との出会いは偶然性が大切だと思っているため、作者別やジャンル別などではなく、ランダムに紹介していますので、まだ読んだことのない作者や本との出会いを楽しんで下さい!



『満願』米澤穂信

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、全六篇を収録。史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔。山本周五郎賞受賞。

(「BOOK」データベースより)

世にも奇妙な物語のような、独特で不思議な世界観が特徴の短編集。伏線があちらこちらに散りばめられており、ラストは衝撃の結末です!



『ハーモニー』伊藤計劃

21世紀後半、“大災禍”と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は大規模な福祉厚生社会を築きあげていた。医療分子の発達で病気がほぼ放逐され、見せかけの優しさや倫理が横溢する“ユートピア”。そんな社会に倦んだ3人の少女は餓死することを選択したーそれから13年。死ねなかった少女・霧慧トァンは、世界を襲う大混乱の陰に、ただひとり死んだはずの少女の影を見るー『虐殺器官』の著者が描く、ユートピアの臨界点。

(「BOOK」データベースより)

まるで、価値観を揺さぶられるような作品。とっつきにくいのは最初くらいで、すぐにその世界観にハマり一気読みすること間違いなしです。
僕が好きな作者の一人、伊藤計劃さんの作品。若くして亡くなられたので、新しい作品を読むことができないのが残念です。



『世にも奇妙な君物語』朝井リョウ


異様な世界観。複数の伏線。先の読めない展開。想像を超えた結末と、それに続く恐怖。もしこれらが好物でしたら、これはあなたのための物語です。待ち受ける「意外な真相」に、心の準備をお願いします。各話読み味は異なりますが、決して最後まで気を抜かずにーでは始めましょう。朝井版「世にも奇妙な物語」。

(「BOOK」データベースより)

朝井リョウさんの遊び心、表現力、ストーリーの構成力が詰まった贅沢な一冊。短編集になっており、個人的には特に一話目がリアルに怖かった…。映像化しても面白そうな作品。



模倣犯宮部みゆき

火車』、『理由』とならび、宮部みゆき作品史上の最高傑作とも言われる作品。誘拐事件を題材としたミステリーとしてはもちろん、どのようにして犯罪が起きるのかという犯罪心理学に触れることができる面白い作品です!



『カキフライが無いなら来なかった』せきしろ又吉直樹

五七五の形式を破り自由な韻律で詠む自由律俳句を、妄想文学の鬼才せきしろと、お笑いの奇才「ピース」又吉が多数放出。「雨と冷蔵庫の音に挟まれ寝る」(せきしろ)、「転んだ彼女を見て少し嫌いになる」(又吉直樹)など、センチメンタル過剰で自意識異常な世界が広がる。五百以上の句と散文、著者二人の撮影写真から構成。文庫用書き下ろしも収載。

(「BOOK」データベースより)

自由律俳句集。ただし、妄想文学の鬼才・せきしろさんと、芥川賞作家・又吉直樹さんによる「目の付け所が凄まじい自由律俳句趣味」です。一つ一つの自由律俳句をつまみ食いしていると、いつのまにか読み終えてしまう魅力的な作品です!



『あつあつを召し上がれ』小川糸

この味を忘れることは、決してないだろうー。10年以上つきあった恋人との、能登へのお別れ旅行で味わった最高の朝食。幼い頃に、今は亡き母から伝授された、おいしいおみそ汁のつくり方。何年か前に家族みんなで並んでやっとありついた、天然氷でつくった富士山みたいなかき氷…。ときにはほろ苦く、ときには甘く優しく、身も心も温めてくれる、食卓をめぐる7つの感動の物語。

(「BOOK」データベースより)

誰しも、背景や思い入れのある料理は存在するもの。本作品に出てくる「あつあつ」の料理には、それぞれに様々な背景や思い入れがあり、どれも心が温まる物語になっています。ぜひ、自分の好きな料理や作ってくれる人などを思い浮かべながら読んでみてください!



世界から猫が消えたなら川村元気

郵便配達員として働く三十歳の僕。ちょっと映画オタク。猫とふたり暮らし。そんな僕がある日突然、脳腫瘍で余命わずかであることを宣告される。絶望的な気分で家に帰ってくると、自分とまったく同じ姿をした男が待っていた。その男は自分が悪魔だと言い、「この世界から何かを消す。その代わりにあなたは一日だけ命を得る」という奇妙な取引を持ちかけてきた。僕は生きるために、消すことを決めた。電話、映画、時計…僕の命と引き換えに、世界からモノが消えていく。僕と猫と陽気な悪魔の七日間が始まった。二〇一三年本屋大賞ノミネートの感動作が、待望の文庫化!

(「BOOK」データベースより)

オススメしている側としてこんなことを言うのはアレですが、正直この作品を上手く紹介することが出来ません。それは、人によってはこの作品は「哲学書」と評価する場合が少なくないからです。ただ一つ言えるのは、「人は失ってからそれの大切さに気付く」ということです。自分の人生とはなにか、考えさせられる一冊です!



『ナミヤ雑貨店の奇蹟』東野圭吾

悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。廃業しているはずの店内に、突然シャッターの郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきた。時空を超えて過去から投函されたのか?3人は戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くが…。次第に明らかになる雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係。悩める人々を救ってきた雑貨店は、最後に再び奇蹟を起こせるか!?

(「BOOK」データベースより)

悪事を働いたグループの逃亡劇、ではなく、まさかの時空を超えての展開へ。物語を通じて、人生は決してよいことばかりではなく、その時の選択によってその後の人生は全く大きく変わるもの、そんなことを考えさせられる素敵な作品です!



コーヒーが冷めないうちに川口俊和

お願いします、あの日に戻らせてくださいー。「ここに来れば、過去に戻れるって、ほんとうですか?」不思議なうわさのある喫茶店フニクリフニクラを訪れた4人の女性たちが紡ぐ、家族と、愛と、後悔の物語。

(「BOOK」データベースより)

とある喫茶店のとある座席に座ると、望んだとおりの時間に戻ることが出来る。そこから始まる4つのストーリーはどれも涙なしには読むことができません。ちなみに、めったに泣かない僕も2回泣きました…。



『罪の声』塩田武士

京都でテーラーを営む曽根俊也。自宅で見つけた古いカセットテープを再生すると、幼いころの自分の声が。それは日本を震撼させた脅迫事件に使われた男児の声と、まったく同じものだった。一方、大日新聞の記者、阿久津英士も、この未解決事件を追い始めー。圧倒的リアリティで衝撃の「真実」を捉えた傑作。

(「BOOK」データベースより)

グリコ森永事件を題材にした本作。加害者関係者とメディアというそれぞれの視点から事件の全貌に迫っていく。映像化されたものも面白いので、ぜひ両方チェックしてみてください!




以上が、今回ご紹介する作品となります。

なお、同じ内容のブログのパート①もございますので、こちらもご覧いただけると嬉しいです!

rukadokusho.hatenadiary.jp


ここまで読んでいただきありがとうございました!少しでも良い本との巡り合わせに貢献できていたら幸いです(*^^*)!