にわか読書好きによる本紹介

にわか読書好きによる本紹介です✧◝(⁰▿⁰)◜✧

『火花』だけじゃない!個人的にオススメしたいピース又吉作品

僕の大好きな芸人&作家、ピース又吉さん。

ピースとしてのコントはもちろん、
現在主催されている劇団のコントも大好き。

又吉さんの世界観が好きで、又吉さんの書く文章や表現力もたまらなく大好きなのです。


僕の又吉さん愛もそこそこに、芥川賞受賞作品の『火花』をはじめ、小説執筆の原点となった『劇場』、自由すぎる自由律俳句を収めた『カキフライが無いなら来なかった』、又吉さんの下積み時代の目線で東京の風景を見た『東京百景』など、面白くて素敵な作品を数多く世に出されています。お笑い芸人ならではの目線、思考がふんだんに散りばめらた、『火花』をはじめとするオススメの作品をご紹介致します!




まずはこの作品!芥川賞受賞『火花』

売れない芸人の徳永は、天才肌の先輩芸人・神谷と出会い、師と仰ぐ。神谷の伝記を書くことを乞われ、共に過ごす時間が増えるが、やがて二人は別の道を歩むことになる。笑いとは何か、人間とは何かを描ききったデビュー小説。第153回芥川賞受賞作。芥川賞受賞記念エッセイ「芥川龍之介への手紙」を収録。

(「BOOK」データベースより)

いわずとしれた、芥川賞受賞作品。映像化もされ有名となった作品は、お笑い芸人としての下積み時代が長かった又吉さんにしか書けないであろう素敵な世界観となっています。又吉さんの作品に触れようとする方は、まずこの作品から入ってみてはいかがでしょうか!




又吉さんの小説の原点『劇場』

高校卒業後、大阪から上京し劇団を旗揚げした永田と、大学生の沙希。それぞれ夢を抱いてやってきた東京で出会った。公演は酷評の嵐で劇団員にも見放され、ままならない日々を送る永田にとって、自分の才能を一心に信じてくれる、沙希の笑顔だけが救いだったー。理想と現実の狭間でもがきながら、かけがえのない誰かを思う、不器用な恋の物語。芥川賞『火花』より先に着手した著者の小説的原点。

(「BOOK」データベースより)

お笑い芸人として、劇団を主催されている又吉さんが描く、劇団と恋の物語。上手く行かない事は決して無駄ではなく、もがき続けることで新たな光を探っていく。なんとも熱くて淡くて爽やかな作品です!




又吉版『人間失格』のような作品『人間』

僕達は人間をやるのが下手だ。38歳の誕生日に届いた、ある騒動の報せ。何者かになろうとあがいた季節の果てで、かつての若者達を待ち受けていたものとは?初の長編小説にして代表作、誕生!!

(「BOOK」データベースより)

又吉さんが愛してやまない、太宰治の代表作『人間失格』の又吉版のような小説。人間とはなにか、生きるとはなにか、そしてなにより、又吉さんの太宰治愛が各所で伝わってくる作品です!




又吉さんによる作品紹介風エッセイ『第2図書係補佐』

お笑い界きっての本読み、ピース又吉が尾崎放哉、太宰治江戸川乱歩などの作品紹介を通して自身を綴る、胸を揺さぶられるパーソナル・エッセイ集。巻末には芥川賞作家・中村文則氏との対談も収載。

(「BOOK」データベースより)

又吉さんによる、書評のようなエッセイ集。曰く、「学生に読んで欲しい」「本を好きになって欲しい」ラインナップになっているようで、その洞察力や文章力たるや、まさに圧巻です。巻末の、中村文則さんによるピースのネタについて語りも素敵で、まさに贅沢な一冊です!




又吉さん目線の東京珍百景『東京百景』

ピース・又吉直樹、すべての東京の屍に捧ぐ。「東京は果てしなく残酷で時折楽しく稀に優しい」いま最も期待される書き手による比類なき文章100編。自伝的エッセイ。

(「BOOK」データベースより)

又吉さんが18歳で上京し、苦しい下積み時代に見た東京の風景をエッセイとしてまとめた作品。当時の苦しさを見事に「面白おかしく」表現されているのは又吉さんのなせる技術。特に、苦しみは楽しみの「前フリ」という表現が大好きで素敵です!




又吉さんがなぜ本を読むのか『夜を乗り越える』

芸人で、芥川賞作家の又吉直樹が、少年期からこれまで読んできた数々の小説を通して、「なぜ本を読むのか」「文学の何がおもしろいのか」「人間とは何か」を考える。また、大ベストセラーとなった芥川賞受賞作『火花』の創作秘話を初公開するとともに、自らの著作についてそれぞれの想いを明かしていく。「負のキャラクター」を演じ続けていた少年が、文学に出会い、助けられ、いかに様々な夜を乗り越え生きてきたかを顧みる、著者初の新書。

(「BOOK」データベースより)

なぜ又吉さんが本を読むのか。何のために、何が面白くて、そこから何を学ぶか、又吉さんの頭の中を覗き見ることのできる作品。読めば読書に対する考え方や楽しみ方が変わる、かもしれない一冊です!




又吉さん✕せきしろさんによる、自由すぎる自由律俳句集『カキフライが無いなら来なかった』

五七五の形式を破り自由な韻律で詠む自由律俳句を、妄想文学の鬼才せきしろと、お笑いの奇才「ピース」又吉が多数放出。「雨と冷蔵庫の音に挟まれ寝る」(せきしろ)、「転んだ彼女を見て少し嫌いになる」(又吉直樹)など、センチメンタル過剰で自意識異常な世界が広がる。五百以上の句と散文、著者二人の撮影写真から構成。文庫用書き下ろしも収載。

(「BOOK」データベースより)

自由律俳句集。ただし、妄想文学の鬼才・せきしろさんと、芥川賞作家・又吉直樹さんによる「目の付け所が凄まじい自由律俳句趣味」です。一つ一つの自由律俳句をつまみ食いしていると、いつのまにか読み終えてしまう魅力的な作品です!



以上が、今回紹介する作品となります。
お笑い芸人としての又吉さんしか知らない方や、そもそも誰だよ、という方まで、ぜひ「文筆家・又吉直樹」の世界に触れてみてはいかがでしょうか!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!