個人的にオススメしたい「どんでん返し」作品10選
みんな大好き「どんでん返し」作品。
細かい定義は色々あるだろうけど、とにかく、「壮大に騙される・裏切られる」作品であることは間違いありません。
僕は純粋(?)なので、たとえそれが「どんでん返しもの」と分かっていても騙されます。それがたまらないのです。
そこで今回は、個人的にオススメしたい「どんでん返し」作品を10作紹介していきます。
個人的なオススメなので、世間的に有名な作品が漏れたり、実際はどんでん返し作品なのかどうか微妙なものがあったりしますが、そこは温かい目で見ていただけると嬉しいです。
『慟哭』貫井徳郎
どんでん返し作品と検索すれば必ずヒットする作品の一つ。連続幼女誘拐殺人事件を追う刑事と犯人の様子が交互に描かれ、ラストには驚愕の結末が待っています。
『宿命と真実の炎』
貫井徳郎さんの作品が続いて申し訳ありません、好きな作家さんなので悪しからず…。『後悔と真実の色』という作品のその後の時間軸で動く作品。実は『後悔と真実の色』自体はどんでん返し作品ではなかったので、この『宿命と真実の炎』も同じようなもの、と思っていた分、どんでん返しの衝撃は凄まじいものがありました。ぜひ、『後悔と真実の色』と一緒にチェックしてみて下さい!
『誘拐遊戯』知念実希人
僕自身、読んで衝撃を受けた作品。物語序盤から中盤にかけて、まず最初の衝撃があり、そしてラストにまた衝撃、そして結末へ、では終わらず、ラストのラストにまた衝撃を受けました。これだから知念実希人さんの作品はやめられない、と思わせられる一冊です。
『噂』荻原浩
「レインマン」という殺人鬼が、ミリエルという香水をつけている女性を狙う。そんな噂が都市伝説化し、やがてそれが現実になる。僕を含め多くの人が、「最後の最後で」衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンスです。
おなじみ、どんでん返しの定番の作品。僕自身あまり2度読みすることはないのですが、この作品は前評判通り、2度読みしなければならない作品でした。1回目で衝撃を受け、2回目ではまた違う面白さを味わえる一冊です。
どんでん返しミステリーの定番作品。とにかく、『最後の一行』に凝縮された衝撃は計り知れません。館シリーズ一作品目であり、この作品から館シリーズにハマったのは僕だけではないでしょう。
これまた、どんでん返し作品の定番。この作品は、たとえどんでん返しがあると分かっていても騙されてしまうのが特徴ですが、そもそもストーリーが綿密で濃厚なので、どんでん返しがあるということすら忘れさせてしまう一冊です。衝撃のラストをぜひお確かめください!
『マリオネットの罠』赤川次郎
思わず、「やられた!」と言ってしまう結末が待っています。少し古めの作品ですが、赤川次郎さんの、「天才的な表現・描写する能力」がそれを感じさせず、物語に引き込まれてしまうこと間違いなしです!
物語の終盤につれて、この作品のタイトルの意味が分かると、衝撃を受けること間違いなしです。良質なミステリーとしてはもちろん、工学博士の筆者ならではの視点が盛り込まれているため、とても1990年代に執筆されたとは思えない、近未来的な描写、表現にも注目です!
『アリス殺し』小林泰三
本格ミステリーながら、それでいてなかなかの変化球的な作品。予め『不思議の国のアリス』の知識を抑えておくとなお楽しめます。殺人描写が丁寧なので、耐性がない方や苦手な方はアレですが、最後は「そうきたか!」と裏切られること間違いなしです。
以上が、今回ご紹介した10作品となります。
どんでん返し作品の名作はまだまだたくさんありますが、まずは今回ご紹介した作品の中に読んだことがない作品があればぜひチャレンジしてみて下さい!
ここまで読んでいただきありがとうございました!